どうも、こんにちは、ナージフです。
今回は、採用について考えてみたいと思います。
インターネットビジネスの場合は、外注化をするようになるまではあまり考えなくてもいいことかもしれません。
とはいっても、自分に時間がなかったり、より生産的な仕事に時間を割くためにも、経営者的視点を早いうちから持って行くことが大切です。
大企業のように、エントリーシートを処理するにも膨大な時間がかかるような、学生が殺到するような場合は別ですが、中小企業の場合、なかなか良い人材が来てくれることも少ないかもしれません。
なかなか人が集まらず、やっときてくれた人も、なんとも成長意欲の低い人材で、とにかく時間がとられて、なんだか自分でやったほうが早いんじゃないか、利益を生み出すために採用したのに、むしろ時間を奪われるだけ、ストレスがたまるだけなんじゃないか?なんって思ったことのある事業主の方もいるでしょう。
特にスモールビジネスでは、そもそも見られているのは給料と休日日数だけ、
なんてこともあるかもしれません。
ただ、ちょっと注意して欲しいのは、そういう人材を呼び寄せてしまった原因は、募集した方にもあるということです。
良い人材を採用する手順
ステップ1来て欲しい人物を考えてみる
まずそもそもどんな人に来てほしいかを考えているでしょうか?未経験者歓迎!しっかり研修します!なんて言っても、できれば経験者やそれに類することをやってきた人の方がいいですよね?また、未経験者でもできれば成長意欲の強い人がいいのは言うまでもありません。
うーん、確かに優秀な人に来て欲しいけど、優秀な人が来てくれる程、ウチの会社は大きくないしなぁと思うかもしれません。優秀な人が満足してくれるような待遇ができるかどうか心配かもしれません。
ちょっと消極的になりますが、では考えにくかったら逆に、今まで来た人でこんな人は勘弁だなという人はいるでしょうか?
基本的な時間を守れないとか、メモをしないとか、きっと何かしらあると思います。
まずは、ぼんやりでもいいので、書き出してみましょう。
ステップ2自社の業務を明確にする
自分の会社でどんな業務を行っているか、把握しているでしょうか?家族経営だったりすると、スーパーマンのような社長が何でもやってしまうことが多いと思いますし、何年も続いている会社だと、やっていることが呼吸するくらい自然になって、項目ごとに分けることも、プロセスに分解することも難しいかもしれません。
こんなときに、業務のマニュアルがあるといいですが、それも作っていない時は、簡単に分けてみましょう。
例えば、小売と卸をやっているような会社なら、小売のお客様に対する集客、教育(これはやっていない会社がほとんどだと思います)、販売の業務、
卸のお客様に対する集客、教育、販売業務、それから、商品に関する業務、伝票などの手続き面に関する業務、いろいろあると思います。
そうした業務のプロセスを書き出してみます。
ちなみに、人を雇わなくても、自分がやっていることのプロセスを明確にすると、効率化をすることができるので、オススメです。
ステップ3自社の業務が来て欲しい人物にとってどんなメリットがあるか考える。
ここまでで、来て欲しい人物像と、自社の業務を考えて来ました。ここではステップ1で書きだした人物が、どうすれば自社に来たくなるのかを考えてみましょう。
どうすれば来たくなるかというと、結局お金だろとなるかもしれません。確かに、多くの場合働くのは、生活のため、お金のためという場合がほとんどです。いや、全部と言ってもいいでしょう。
ベンチャー企業なら企画から営業その他一通り経験を積みたい、などあるかもしれませんが、そういう成長意欲の強い人物をひきつけるには、どんな言葉がいいでしょうか?
ここで、先ほどステップ2で書いたそれぞれの業務を応募者へのメリットに書き換えてみます。
例えば、インターネットで販売する業務なら・・・
インターネットを使った販売業務ではなく、
インターネットを使って、当社の商品を販売する業務をお任せしますので、ITの技術が身につきます。ITスキルを身につけて、パソコンに詳しくなって、ご自宅のパソコンをカスタマイズしたり、ご家族やご友人を助けてあげてください。
なんて書くことも出来ますよね。
適当に考えたので、大したことがないかもしれませんが、多くの中小企業の求人広告をみると、「幅広くおまかせ」とか、「いろいろな経験ができます」等、とにかく説明がないようなものが多いです。
面接で説明するから、とか、いちいち時間をかけていられないとか事情はあるかと思いますが、「良い人材が来ない」というのは、地域の問題や、自社の魅力だけでなく、求人広告の文面からも大きな影響を受けているということを頭の片隅に入れておきたいですね。
参考になれば幸いです。